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2009/2/3 火曜日

吾亦紅(われもこう)…

Filed under: 近況 — Reiko @ 22:53:51

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今日は節分…。

毎年、食べる豆の量が増えるのがちょっと気になりますが、夕食後「おには~そと、ふくは~うち」と豆まきをしてから、歳の数+1個分(こういう行事は何でも数え歳でするらしいので)豆をいただきました。

豆を食べながらテレビをつけたら、杉本眞人(すぎもとまさと)という作曲家が「吾亦紅」(われもこう)という歌を熱唱していました。

「吾亦紅」とは「吾木香」とも書き、8月上旬に山などで赤紫色の美しい色彩の萼(がく)片をつける植物でもあります。

2年ほど前にこの曲を聴いた時は「ああ、いい歌だな…」という感想だけでしたが、亡くなった母親を偲んで作者が作った歌だ…と知ったうえでもう一度聴くと「仕事に名を借りてご無沙汰してました。今はそのことをあなたに謝りたい」…という意味のフレーズのところで、ちょっと目頭が熱くなります。

自分の親に対してもそうでしたが、自分の子供たちに対しても「仕事が忙しいから仕方がないでしょ?」と、何度約束を破り、どれだけ母親の胸を必要としたい時に我慢をさせてしまったでしょう…。

「苗字が変わっても、頭に白髪が生えてきても、ずっとあんたは私の子供だからね」

かつてそう私に言った親の言葉を「歳をとったらきちんと介護してちょうだいよ」という押し付けがましい言葉だと捉えていましたが、何だかじっくりこの歌を聴いていると、親子の絆の深さを思い知らされてしまいます…。

次のプロット暗中模索中…

Filed under: 近況 — Reiko @ 0:49:27

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昨夜から朝方まで、生協の注文、1月の給料計算、ネーム、プロット作り…などで睡眠時間を削られたうえ、目と腕をかなり酷使して疲れていたので、パンクした自転車を引きずって自転車屋まで修理に行く元気もなく、今日の買い物は全部徒歩…。

先日の土曜の朝の番組で「江戸時代の日本人は、世界で一番エコ生活を送っていたのでは?」…と、当時の町人生活が紹介されていました。

住んでいる長屋まで、野菜や魚・豆腐・油などを商人が売りに来て、みんな家にある鍋やざるなどを手に持ち、その日に食べる分だけを買い求めます。

米を脱穀した藁は、家の屋根になり、雨よけの蓑になり、編んでザルやわらじになり、古くなって使い物にならなくなると、それを焼いて灰にし、畑の肥料として集めて回る商人に売るのです。

車も自転車もない当時の人は、こうしてどこに行くのも歩き、暖房や冷房が無くても寒さや暑さを凌ぐ工夫をし、自然の恵みに感謝しながら食事を取り、夜更かしもせず、必要以上のものも望まず、一日一日を大事に過ごしていたんでしょうね…。

満たされている時代に生まれた私の望みは、素晴らしいアイディアがスラスラ浮かぶ優秀な脳と、何枚描いてもへこたれない腕と、周りがアッと驚くような素晴らしい技術が欲しい…。

ただそれだけなんですけどね…。

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